平均ページ滞在時間とは？ | 0秒になる理由を計算式と一緒に解説します。

こうした悩みに対して「平均ページ滞在時間」とは何かを解説し00:00になる理由を計算式と一緒に解説します。

平均ページ滞在時間が00:00でも読まれていますよ！

Google Analyticsの平均ページ滞在時間とは

Gooleアナリティクスでチェックできる指標の1つに平均ページ滞在時間があります。

1つのページに訪れたユーザーがそのページを閲覧し、他のページに遷移するまでの時間のことですね。

またユーザーがWebサイトを訪れて閲覧したページの数をpv(ページビュー)と言います。

平均ページ滞在時間は

この計算式で算出しています。

ブログにはpvが付いてるけど平均滞在時間は00:00なのはなんでなの？

こう思う方もいると思います。

この疑問を計算式と一緒に解説していきます。

平均ページ滞在時間の計算式

まず平均ページ滞在時間の計算を言葉では

こう表せます。

1セッションとは？

詳しくはこちらの記事を。

Webサイトに訪れて最初のページにアクセスして最後のページを見終わってサイトから離脱するまでが1セッションです。

閲覧したページの合計滞在時間が1セッションの滞在時間だと考えてください。

平均ページ滞在時間の計算具体例

あるユーザーがブログにアクセスし、3ページ分の記事を閲覧して離脱したとします。

• 記事1を12:00から12:05まで閲覧
• 記事2を12:05から12:15まで閲覧
• 記事3を12:15から12:30まで閲覧して離脱した。

この場合の平均ページ滞在時間は

(12:15 - 12:00) ÷ 2 = 00:07:30(7分30秒)

こうなります。

記事3はどうして計算に入れないのか。

これはGoogle アナリティクスの各ページの滞在時間の算出方法に理由があります。

Googleアナリスティクスでは1セッション内の最後に訪れたページの滞在時間が計測できない

各ページの滞在時間の算出方法は

がページの滞在時間になるため、離脱する前の最後のページには「次のページ」がないため

カウントできない仕組みなんですね。

上の例だとブログにpvは3付くけど平均ページ滞在時間の計算は2ページ分で行っています。

もう少し詳しく見てみましょう。

対象のページ	閲覧開始時刻	離脱時刻	最後のページは計測不可
記事1	12:00	12:05 (5分の滞在)
記事2	12:05	12:20 (15分間の滞在)
記事3	12:20	12:30 (10分間の滞在)	←記事3の滞在時間は計測不可になる

このセッション1の場合の計算は

(記事1の5分 + 記事2の15分) ÷ 2pv(ページビュー) = 平均ページ滞在時間10分

対象のページ	閲覧開始時刻	離脱時刻	最後のページは計測不可
記事1	12:00	12:10 (10分の滞在)
記事2	12:10	12:25 (15分間の滞在)
記事3	12:25	12:30 (5分間の滞在)	←記事3の滞在時間は計測不可になる

セッション1とセッション2の合計のセッション時間はどちらも30分で変わらずです。

セッション2の場合の計算は

(記事1の10分 + 記事2の15分) ÷ 2pv(ページビュー) = 平均ページ滞在時間12分30秒

となります。

このように同じセッション継続時間でも、平均ページ滞在時間は変わることがあります。

以上が平均ページ滞在時間の計算方法です。

平均ページ滞在時間00:00の正体は？

平均滞在時間00:00になるのは

Googleアナリスティクスでは1セッション内の最後に訪れたページの滞在時間が計測できないから

これが理由です。

上のページ滞在時間の計算方法の説明で分かった方がいるかもしれませんが

対象のページ	閲覧開始時刻	離脱時刻	最後のページは計測不可
記事1	12:00	12:30 (30分の滞在)	←滞在時間は計測不可になる

このようなセッションがあった場合

Googleアナリティクスの平均滞在時間は00:00と表示されます。

まとめ：平均ページ滞在時間とは

今回は平均ページ滞在時間とは何か？

計算式を紹介しながら解説し平均ページ滞在時間が00:00になる理由を説明しました。

平均ページ滞在時間とは

Webページを訪れたユーザーがページに滞在している時間のことであり

で求められています。

この時に理解しておくことを2つ説明しました。

以上のことが本記事で解説したことです。

「平均セッション時間」とは？

が知りたい方はこちらを参照してくだい。