ライフスタイル

読書を始めたい人に読みやすい小説10冊を紹介 | 読書を好きになるきっかけをくれる本

大学生になった。社会人になった。ふとした時。

「読書を始めてみたいな」と思うことありますよね。

今まで小説なんて読んだことないし、何を読めばいいか分からない。

こんな悩みを持った方に向けて「読書を好きになるきっかけをくれる本」を10冊選んで紹介します。

こんな方におすすめ

  • 読書を習慣にしてみたい
  • 小説を読んでみたい
  • 読みやすくて面白い本が理想

せっかく読書を始めるのに、最初の1冊で小説を嫌いになってしまったらもったいないなと思います。

僕も読書の習慣がまったく無かったです。

1冊の本がきっかけで、今では毎日寝る前に小説を読むようになりました。

そんな僕から読書を始めたい人におすすめの小説10冊を紹介します。

きっかけがあれば読書は好きになる

僕も「大学生になったら小説を読む習慣つけたい」と思ってました。

大学一年の初め、1冊の小説がきっかけで読書が大好きになり、僕の本棚は本だらけに。

小説を読むのって本当に面白いんですね。

この記事でどれか1冊でも買いたいな、読んでみたいなと思ってくれたら嬉しいです。

読書を始めたい人に読みやすい小説10冊を紹介

読書をしない人が読んだら「読書が好きになるかな」という小説10冊を紹介します。

小説は本当に素敵だと思うので、読書を始めたい方にはぜひ好きになって欲しいです。

この記事で紹介するのは以下の10冊です。

  • そして、バトンは渡された | 瀬尾まいこ
  • 博士の愛した数式 | 小川洋子
  • 君の膵臓を食べたい | 住野よる
  • スロウハイツの神様 | 辻村深月
  • 昨夜のカレー、明日のパン | 木皿泉
  • ぼくは明日、昨日の君とデートする | 七月隆文
  • イニシエーション・ラブ | 乾くるみ
  • 満願 | 米澤穂信
  • リバース | 湊かなえ
  • 告白 | 湊かなえ

順番に解説していきます。

そして、バトンは渡された | 瀬尾まいこ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない”父”と暮らす。

血の繋がらない親の間をリレーされながらも出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき。大絶賛の本屋受賞作。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

主人公は高校生17歳の優子。

不器用ながらも娘の優子のことを思って育てている父の森宮さん。

物語は優子が担任の先生と面談をするところから始まります。

「困った。全然不幸ではないのだ。」

大人の事情で親が変わり、血の繋がらない父と暮らしている優子ですが、そのことを不幸だと思ったことはありません。

我慢とかじゃなくて優子は本当にそう思ってます。

いろんな親に育てられて、何度も苗字が変わり、最後は37歳の森宮さんと暮らしていく。

優子と森宮さんが出逢うまでのストーリーや森宮さんと合唱コンクールの練習をしたり、クセのある晩御飯に文句を言ったり。


一番長く親でいてくれた森宮さんと、優子の最後の〇〇のシーンは感動で泣きました。

ほっこりと愛情が伝わってくる小説です。

僕の2021年ベスト小説、ぜひ読んでみてください。

ページ数は425ページ

おすすめポイント

こんなにも幸福な425ページは読んだことがない。読了感が今までで1番の小説でした。

博士の愛した数式 | 小川洋子

[僕の記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていたーー記憶力を失った博士にとって、私は常に"新しい"家政婦。

博士は"初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

家政婦の私と息子は彼を「博士」と呼ぶ。彼は息子を「ルート」と呼ぶ。

頭のてっぺんが√記号のように平らだったからである。

家政婦の私と10歳の息子ルート、かつて数学の研究者だった博士。

物語はこの3人を中心に描かれます。

《僕の記憶は80分しか持たない》博士の袖にはそう書かれたクリップがついています。

私の似顔絵とルート記号の書かれたクリップも忘れないようについています。

記憶が80分しか持たない博士と日々を過ごす中で、数学の話をしながら、暖かい日々を過ごしていきます。


この話は暖かく、小説を読まない人でも読みやすいです。

数学の話が多く出てきますが、知識は必要ありませんよ。

小説を読むってこんなに素敵な時間になるんだと感じることのできる1冊です。

読みやすいのでおすすめです。

ページ数は282ページ

おすすめポイント

博士がなんとも愛おしい。3人が過ごしている時間がありありと想像できます。

君の膵臓を食べたい | 住野よる

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトの山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。

そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていてーー。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!

『君の膵臓を食べたい』住野よる

病気と戦いながらも明るく振る舞う桜良と偶然桜良の闘病記である「共病文庫」を読んでしまった僕。

"僕"は最後まで名前が出てきません。

桜良は僕を【秘密を知ってるクラスメイト】くん【仲良し】くんという風に呼びます。

桜良の死ぬまでにやりたいことに【仲良し】くんが付き合っていきます。

昼から焼肉の食べ放題に行ったり、カフェで他愛もない話をしたり、休みの日にいきなり福岡に旅行に行ったり。

最初は偶然に「共病文庫」を見てしまい、クラスメイトに付き合っていただけの"僕”ですが、入院する桜良を本気で心配し始めます。

桜良は明るく振る舞い、自分の体調は問題ないと"僕”に言いますが、病気はだんだんと進行していきます。

僕は「生きてほしい」と桜良に本心を伝えます。

その後、桜良は無事に退院。

僕と桜良はその日に会う約束をして、僕はカフェで桜良を待ちます。

しかし結局、”僕”の前に桜良が現れることはありませんでした。

「君の膵臓を食べたい」僕が送ったメールが最後でした。


この話は、衝撃すぎる結末とそこからさらに感動の展開があります。

映画化されて地上波でも何度も登場しているため、知っている人も多いかもしれません。

たった1行の結末で、ブワッと鳥肌が立って唖然としてしまったのを覚えています。

どんどん話に吸い込まれていくので、読書をしない方にもおすすめできる作品です。

ページ数は324ページ

おすすめポイント

後半にある1行ですべてが変わります。こんな作り方あるの...。と驚かされました。

スロウハイツの神様 | 辻村深月

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーーあの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激しあっていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

クリエイター6人が住んでいる「スロウハイツ」。

人気急上昇中の脚本家のと大人気小説家のチヨダ・コーキを中心にスロウハイツの神様は描かれます。

チヨダ・コーキが書いた小説を模した「殺し合い」によって15人が死亡します。

小説を書く力を失ってしまったチヨダ・コーキを救ったのは後に「コウちゃんの天使」と呼ばれる一人の女子高校生でした。

彼女は匿名で膨大な量の手紙をコーキに宛に送り続けました。

コーキは「あの子がいたから、僕は生きれるんです。」と語ります。

コウちゃんの天使は結局匿名のまま、名乗り出ることはありませんでした。

コウちゃんの天使が誰なのか捜索を始める黒田とコーキ。

送られてきた手紙の内容から、コウちゃんの天使の性は「カガミ」であると推測します。

そして正義と狩野は加々美莉々亜が「コウちゃんの天使」なんじゃないかと考え始めます。

徐々に明かされていく「コウちゃんの天使」の正体と環とコーキの関係。


物語は後半で一気に加速します。

コーキと環が初めて会ったときにコーキが環にかけた言葉、環の過去、コーキの思い。

読んでいくうちにいろんなことの意味が解けていって、涙しました。

この小説は「そんなのズルいわ...。」ってくらい震えました。

小説を読むことの感動を味わわせてくれること間違いないと思います。

僕の中では人生で1番好きな小説です。

スロウハイツの神様は上・下です。

おすすめポイント

感動のレベルが本記事で紹介する小説から頭1つ抜けてます。環とコウちゃんなんなんだよ...。って感じになります。

昨夜のカレー、明日のパン | 木皿泉

7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。本屋大賞第二位&山本五郎賞にもノミネートされた、人気夫婦脚本家による初の小説。

『昨夜のカレー、明日のパン』

物語はテツコとギフの暮らしを中心に描かれていきます。

タカラはキャビンアテンダントとして常にニコニコしていなければいけない環境にいたせいで、笑えなくなり仕事を辞めます。

ある日、タカラは気象予報士であるギフと一緒に流れ星を見ることに。

一樹がいなくなったことを悲しんでいたタカラですが、ギフと流れ星を見て一樹の話をしたことで笑えるようになります。

テツコは岩井との結婚により、家族になってもまた取り残されてしまうんじゃないかという不安を抱いています。

ギフはテツコと岩井のためにも、自分が自立して生活しようとがんばります。

テツコ・ギフ・タカラは周囲の人間と関わり合いながら、それぞれに一樹の死を受け入れていきます。


登場人物それぞれに悲しみを抱えながらも、だんだんと一樹の死を受け入れていく様子が描かれています。

魅力的な登場人物と、穏やかな雰囲気のストーリーのおかげで初心者にも読みやすく、微笑ましい小説です。

ページは278ページ

おすすめポイント

テツコとギフ、こんな家族の形があるんだと心温まります。暖かい雰囲気で読み進められます。

ぼくは明日、昨日の君とデートする | 七月隆文

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には秘密が隠されていてーー。

「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

主人公は美大に通う南山高寿と高寿が一目惚れした福寿愛美。

高寿が電車で愛美を見かけ、声をかけます。

「話したい、です」と。

二人は公園の周りを歩きながら、声をかけようと思った理由などを話します。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、高寿が「また会える?」と聞く。

すると、愛美はポロポロと涙を流しながら高寿に抱きつきます。

「少し悲しいことがあってね。」とごまかす愛美。

それから何度か会い、ある日のデート帰りに高寿が告白。

2人は付き合うことになりました。

初めて名前を呼んだ日、初めて手を繋いだ日、初めて朝を迎えた日、愛美は涙を流します。

2人にとって初めてがあるたびに涙を流している愛美を見て高寿は愛おしく思います。

しかし愛美のそれが喜びの涙ではなかったことを高寿は知ってしまいます。

「あなたの未来が分かるって言ったら、どうする?」

高寿が愛美に声をかけたこと、2人が楽しく日々を過ごしたこと、それらは決して偶然の出会いではなかったと知った高寿は...。

彼女の秘密を知ったとき、それまでの彼女の涙の意味を理解し、涙するでしょう。

甘くて、切なすぎる恋愛小説です。


この話はシンプルな恋愛小説ではありませんでした。

会ったばかりの日に泣きながら抱きついたり、なんでもないことで泣き出したり。

最初は不思議に思いました。

分からないまま読み進めていましたが、愛美の涙の意味を知り、読む感覚がガラリと変わりました。

恋人と過ごす時間の尊さを感じさせてくれる小説になっていると思います。

ページ数は278ページ

おすすめポイント

2人の初めてがあるたびに泣いている愛美の涙の意味を理解した時、感動が止まりません。一気読み必至です。

イニシエーション・ラブ | 乾くるみ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて・・・。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説ーーと思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に豹変する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

『ファースト・ラブ』解説・大矢博子より

イニシエーション・ラブはside-Aside-Bの二面で構成されています。

主人公の鈴木夕樹は、静岡大学の数学科4年生。

ある時参加した合コンで20歳の「マユ」に出会って恋をします。

後日、合コンと同じメンバーで海に遊びにいったことで鈴木はマユと連絡先を交換。

マユとの電話で、マユも鈴木が気になっていたことを知り、デートを重ねる仲になります。

マユは鈴木を「たっくん」と呼び始める。

鈴木夕樹の「夕」の字がカタカナのタに見えるからという理由でした。

side-Aは鈴木とマユがクリスマスに夜景が見えるレストランで食事をし、有名ホテルに泊まるという最高のシチュエーションで愛を確かめ合うところで終わります。


side-Bは、地元静岡で就職した鈴木に東京へ2年間の派遣の話が出る場面から始まります。

出世コースに乗るため、東京への派遣を断れない鈴木はマユを説得し、週に1回静岡に帰ることを約束。

2人の遠距離恋愛がスタートします。

マユを心の支えに、東京と静岡の往復生活を送る鈴木でしたが、徐々に疲れてきます。

そんな時に同僚の石丸美弥子と仕事で関わるようになります。

マユと週に1回しか会わないのをいいことに鈴木は美弥子と関係を持つようになります。

遠距離のマユとのすれ違いもあり、美弥子への気持ちが増していきます。

あるとき、鈴木はマユを美弥子と呼び間違えてしまう。

そのことを責めるマユに鈴木は怒りを感じ、別れを告げて部屋を出ます。

鈴木はマユとしていたホテルのディナーの予約をキャンセルし、美弥子の提案で彼女の家のディナーに誘われます。

その夜、美弥子の部屋で2人でいるのに鈴木は別れたマユのことばかり考えていました。

ため息を吐いた鈴木。

そこから物語は衝撃のラストを迎えます。


この話では、最後から2行目の一言でそれまでのすべてがひっくり返りました。

「必ず2回読みたくなる」と言われているだけありますね。

小説の面白さ、読書の面白さを存分に感じられる作品です。

ページ数は255ページ

ポイント

結末は「ん?」と一瞬だけなりましたが、意味を理解した後はかなりの衝撃でした。

満願 | 米澤穂信

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服した...。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六遍を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短編集の金字塔。山本周五郎賞受賞。

『満願』米澤穂信

こちらは米澤穂信さんの短編集です。

少しゾッとするようなホラー要素のある話が六遍入ってます。

米澤穂信さんの「本格ホラーミステリー」の中の1つがこの満願です。

読むうちにどんどん引き込まれていって、結末はどうなるんだ?と気になりっぱなしです。

少しスリルがあって、最後はゾッとするのが米澤穂信さんのホラーミステリーです。

米澤穂信さんの大きな特徴として、物語のキーとなる文には横に「、」がつきます。

読み進めていて、「、」に出会って、意味が解けると「そういうことか。。うわあ」となりますね。

この「満願」の六遍はそれぞれ独立していて、1つ70ページくらいで読み応えはあっても、読むのは難しくないです。

恋愛ものや青春ものより、ミステリーの方が好きという方には「満願」がおすすめです。

ページ数は415ページ

おすすめポイント

短編の読後「少しゾッとする」感覚はおすすめです。「、」に出会ったときの意味が解けていく感じも味わってみてください。

リバース | 湊かなえ

深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある〈クローバー・コーヒー〉に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。

ある日、彼女のもとへ『深瀬和彦は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのかーーと。

『リバース』湊かなえ

深瀬は事務機器の会社の営業マンで、平凡な日々を送っていました。

深瀬の唯一の趣味がコーヒー。

自分でコーヒー豆からコーヒーを入れていた深瀬は、「クローバー・コーヒー」の常連で、豆も買っています。

同じく「クローバー・コーヒー」の常連となった美穂子と出会い、2人は付き合うことに。

ある日、美穂子の働くパン屋に送られてきた手紙を見て深瀬は絶句します。

「深瀬和久は人殺しだ」

怖がる美穂子ですが、深瀬には心当たりが。

覚悟を決め、美穂子に過去のことを話し始めます。


大学のゼミ仲間の村井・谷原・浅見・広沢の5人で、村井の叔父の別荘に泊まりで行くことになりました。

村井は事故に遭ってしまい、自分は行けないが4人で楽しんできて欲しいと伝え、村井を除く4人で行くことに。

深瀬は運転免許を持っていないため、コーヒーを振る舞って運転手をサポートします。

夜はバーベキューの予定でしたが、台風が近づいていたため、部屋の中で食事をすることになりました。

お酒が飲めないのに無理して飲む広沢。その場は楽しく時間が過ぎました。

村井から近くの駅にきているから迎えにきて欲しいと連絡がありました。

運転のできる浅見と広沢はお酒を飲んでいて、運転すれば飲酒運転になってしまいます。

村井にタクシーで来るように伝えますが、タクシーは走っていません。

誰のおかげで別荘を使えるんだと村井は怒り出します。

谷原は運転ができる浅見と広沢に運転を頼みます。

谷原は教員を目指している自分は飲酒運転など絶対にできないと断る。

村井を説得することもできないと諦めた谷原は、広沢に運転を頼みます。

深瀬は広沢を心配し、止めましたが広沢は運転を引き受けてしまいます。

何もできない深瀬はせめてものサポートとして広沢にコーヒーを入れて持たせます。

3人は広沢と村井が到着するのを待っていますが、1時間経っても2人は戻ってきません。

村井に連絡しても広沢はまだ来ていないと言う。

嫌な予感がして、谷原と浅見は入れ違いにならないようにと深瀬を別荘に残して広沢の様子を見に行きます。

しばらくして、浅見から連絡が入り、車が谷底に落ち、燃えていると連絡が入りました。

炎上する車から死体が発見され、後に広沢のものだと判明します。


別荘での旅行で友人を失った過去を持つ深瀬。

明かされる美穂子と広沢の関係。

美穂子が深瀬と出会った意味と、知られざる広沢の死の真実。

最後の深瀬の衝撃の一言で、物語は幕を閉じます。

終盤で深瀬と美穂子がクローバー・コーヒーで広沢について話します。

その時にマスターが入れてくれた1杯のコーヒー。

味に覚えがある深瀬。何を入れているのかマスターが教えます。

場面は深瀬が広沢のためにコーヒーを入れるところに戻り、深瀬は一気に広沢の死の真実にたどり着く。

そして物語は最後の深瀬の一言に辿り着き終わります。


僕は湊かなえさんの大ファンです。

この「リバース」は湊かなえさんが、最後の一言をもらい、「この最後になる小説を書いて欲しい」と依頼を受けて作った小説です。

イヤミスの女王である湊かなえさんが最後の一言のために作り上げた物語です。

最後の結末の破壊力はとんでもなかったですね。鳥肌が立ちます。

小説を読んでみたい、湊かなえさんが気になるという方にはおすすめです。

ページ数は330ページ

ポイント

最後の一言から湊かなえさんが創作しています。それだけに結末の持って行き方は圧巻です。

告白 | 湊かなえ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」

我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!

『告白』湊かなえ

中学一年生を担任していた森口は終業式で教師を辞めることを発表します。

原因は生徒たちも分かっていましたが、森口の娘が校内のプールで溺死したことでした。

森口は娘の死は事故ではなく殺人と言います。

そして、森口はすでに犯人であるクラスメイトの2人には復習を遂げていると言いました。

そこから犯人であるクラスメイトの2人をA、Bとし、事件の真相を告白していきます。

森口は復讐としてAとBの牛乳に、HIVである夫の血を混ぜたと告げて学校を去りました。

そこから、森口の復讐を受けたAとBが崩れていく様子を描いていきます。

AとBは周囲の人間を巻き込みながら、精神的に追い込まれていく。

次第に物語は壊れていき、衝撃のラストへと進んでいきます。


湊かなえさんのデビュー作です。

この小説は僕の「読書を好きになるきっかけをくれた本」です。

内容は少し悲劇的なものですが、「面白い小説」という点では僕の中では1位の作品ですね。

今回の記事では10作品を紹介してきましたが、湊かなえさんの『告白』をまだ読んだことがない人はこの本を読んでください。

小説の面白さ、読書の面白さに出会えると思います。

ページ数は300ページ

おすすめポイント

「小説を読むことの面白さ」をくれる本です。どの小説よりも面白いと僕は思います。

まとめ:読書を始めたい人に読みやすい小説10冊

「読書を始めてみたいな」という方に向けて「おすすめの小説」を10冊紹介しました。

1冊の面白い小説を読んだ体験は「読書を好きになるきっかけ」になります。

今回紹介した10冊をに興味を持ってもらえたら、ぜひ手にとって読んで欲しいです。

読書を始めたい人におすすめの小説10冊

  • そして、バトンは渡された | 瀬尾まいこ
  • 博士の愛した数式 | 小川洋子
  • 君の膵臓を食べたい | 住野よる
  • スロウハイツの神様 | 辻村深月
  • 昨夜のカレー、昨日のパン | 木皿泉
  • ぼくは明日、昨日の君とデートする | 七月隆文
  • イニシエーション・ラブ | 乾くるみ
  • 満願 | 米澤穂信
  • リバース | 湊かなえ
  • 告白 | 湊かなえ

ぜひ読書を楽しんでくださいね。

-ライフスタイル