「小説を読んでみたいけど、普段あまり本を読まないし、選び方が分からないな。」
「小説を読んでる人たちは、最初どうやって本を選んだんだろう。」
と思っている方、たくさんいると思います。
今回は、会社員をしながら月4~6冊の小説を読んでいる僕が、小説初心者のための、
「本の選び方」を解説します。
こんな方におすすめ
- 読書を始めたいけど、何から読めばいいか分からない
- 小説に詳しくないし、選び方が分からない
- とりあえず本屋に行く前に選び方をイメージしたい
この記事を読むと分かること
- 本屋さんやオンラインショップでの、最初の小説の選び方が分かる
- 読書をしている人の2冊目以降の本の選び方が分かる
続けられる読書の始め方、何読めばいいの?
結論:1冊目は、本屋さんのランキング上位の小説を読めばいい
です。
小説を買おう、と本屋さんに行くと「今週のランキング」とか、「〇〇が選ぶ!今話題の小説」
みたいなコーナーがあると思います。
基本的に小説初心者の方は、このようなコーナーから直感で読んでみたいと思う本を選べばいいと思いますよ!
小説がランキングの上位にある理由は、主に2つ考えられると思います。
①人気の作家さんの売れている代表作
②映画化など、メディア化されている作品
まず①については、例えばですが
僕の好きな作家さんで言うと、湊かなえさんの『告白』はいつもこうしたランキングのコーナーやおすすめコーナーに置いてありますね。
②については、例えば住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』など、上映中の映画の原作が置いてありますよね。
基本的に何を選んでもらっても面白い作品に出会えると思いますが、
僕は①の方を選ぶのをおすすめします。
どうしてかというと、やっぱり実力のある作家さんの小説って本当に面白いんですよね。
もちろん、メディア化は面白い作品であることの結果ではあると思いますが、一過性であるとも考えられます。
なので、読書初心者の方は、本屋さんでぜひ、(今映画化やドラマ化されていない)ランキング上位の小説を手に取ってみてください。おすすめの選び方です。
おすすめは本屋大賞受賞の作品
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンラインも含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年間の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客さまにも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
本屋大賞とは|本屋大賞 www.hontai.or.jp
小説初心者は、この、本屋大賞に入っている作品を最初は読んでみることをお薦めします。
本屋大賞は、実際に読書が好きな書店員さんが選んでいる本 のランキングなので、本当に面白いんです!
本屋大賞の説明は、上に書いてある通りなのですが、この本屋大賞、「発掘部門」というのがあって、
過去に出版された作品のなかで、「時代を超えて残る本や、今読み返しても面白い作品」にも投票をしています。
ですので、新刊以外にも、書店員さんが選んだ面白い本に出会えますよ!
有名なところでは、
2016年 住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』
2015年 米澤穂信さんの『満願』
2014年 木皿泉さんの『昨夜のカレー、明日のパン』
2012年 三浦しをんさんの『舟を編む』
2009年 湊かなえさんの『告白』
2007年 森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』
2005年 恩田陸さんの『夜のピクニック』
2004年 小川洋子さんの『博士の愛した数式』
これらは僕が読んだことある本屋大賞受賞作品で、本当に面白かったです。
読書って楽しいんだなって思わせてくれる作品が多いので、もし、本屋さんに、本屋大賞のランキングコーナーがあったら、見てみてくださいね!
続けられる読書の仕方
あまり読書をしない方にとって、1冊の小説を読み切ること、それを継続していくことって、
なかなか難しく感じますよね。
最近読んだ本は、面白かったですか?
もちろん、読書を始めた方には、
「読書って面白いんだ、小説読むのって楽しいな」って思ってほしいです。
でも、読書って、”しなきゃいけないこと”じゃないんですよね。無理に読まなきゃと思う必要はないんです。
好きな時間に好きな本を好きなペースで読む 結局読書を習慣化している人はこれなんだと思います。
今読んでる本難しいし、字を追ってくのしんどいなと思うのなら、途中でやめて、違う本を探してみるのも方法ですよ。
1冊目の選び方は、上で本屋大賞がおすすめと解説しましたが、2冊目以降はどう選んでる?
と初心者さんは、本選びで迷っていしまうかもしれません。
月に4冊以上の小説を読んでいる僕なりの、読書を続ける本の選び方を紹介します。
- 面白かった作家さんの本を読む
- 好みだと思った作家さんの作品を中心に読む
- 好きな作家を見つけるためにまた本屋大賞(おすすめ本)を読む
僕はこれの繰り返しです。
というのは、本屋大賞や、「小説 おすすめ」みたいに調べて出てくるサイトで、気になった本を買って読んでみる。
この作品好きだなと思ったら、その作家さんのおすすめ作品を調べてみて、気になった本を読んでみる。
それも面白かったら、またその作家さんの他の本を読んでみる。
3冊くらい読んで、面白かったら、その作家さんの小説が好きなんですよね。
その方の世界観とか言葉遣いが好きなんですね。
そうしたらその作家さんのマイナー作品も楽しんで読めるなと思うから、読破を試みる。
1冊目で、「んー。この作家さんは少し違うな」と感じたら他の作家さんを試す。
気に入った作家さんの本を中心に読んでいくのですが、
その途中で「他の作家さんも読みたいなとか、あの作品気になるな」とおもったら、新しい作家さんの作品を読んでみる。
というの繰り返しですね。
お気に入りの作家さんの作品を読む時って、安心感とか心地よさがあるんですよね。
同じ作家さんの本では、違うジャンル、例えばミステリーと青春というジャンルは全然違うけど、
文章の色というか、テンポや世界観がどこか共通しているものがあるなと感じられます。
読書を続けるために、好きな本を好きな時に読む・お気に入りの作家さんを見つける
という2つのことをお薦めします。ぜひ、小説読むの楽しいなどんどん読んできたいな
と思ってもらいたいです。
まとめ
小説初心者の方向けに、最初の1冊の選び方、その後の小説の選び方を紹介してきました。
メモ
- 本屋大賞などのランキングで直感で気になった作品を読む
- 読んでみて気に入った作家さんの作品を中心に読む
- お気に入りの作家さんを増やしていく
こんな感じで小説を読んでいって、読書をする時間が、好きな時間になっていってもらえれば、嬉しいです。
読書、損得なんか気にしないで、楽しんでくださいね!
では、また。