あなたが思う、『ミニマリスト』とはどんな人ですか。
部屋に何もない、生活感がなく何を考えているか理解できない人を想像したんじゃないでしょうか。
最近は、『ミニマリスト』という肩書でメディアにでたり、本を出す人が増えてきましたよね。
有名なところでは、ミニマリストしぶさん
ミニマリストタケルさん
この2人のブログやYoutubeを見てもらえば、ミニマリストがどのような人なのか分かるかと思います。
今回は、ミニマリストの視点から、ミニマリストは病気なのか?
なぜミニマリストになって、なぜミニマリストを続けているのか。について書いていこうと思います。
Contents
ミニマリストとは病気なのか?
結論:ミニマリストは病気ではなく、生き方の1つです。
ミニマリストは、病気ではなく、「少ないモノ」で生きていくのが好きな人です。
「野球が好きな人」「お酒を飲むのが好きな人」「映画を見るのが好きな人」と同じく、断捨離をして、少ないモノで生活するのが好きな人が「ミニマリスト」です。
ミニマリストの特徴
ミニマリストとは、「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した言葉で、物をできるだけ減らし、必要最小限のモノだけで暮らす人のことです。
ミニマリストを定義してしまえば、このような説明になります。
でも、ミニマリストといっても色んな人がいますよね。
モノを減らすけど、好きなバンドのCDは捨てずに集めている、本は紙媒体で買って読みたい人、減らせるものは徹底的に何でも減らす人など。
僕が思う、ミニマリストの人の特徴をあげると、
- 自分の好きに素直に生きている
- こだわりがとても強い
- 空間づくりがすき
- 1人で行動することが好き
- 1日部屋にいても苦じゃない
などなど、ミニマリストの方は、僕自身もそうですが他から見たら少し変かもしれませんが、
「自分のこだわりをもちつつ、素直に生きている人」が多いです。
ただ、ミニマリストの方は
- コミュニケーションが不得意
- 人に合わせるのが苦手
- 急な誘いを億劫に感じる
など、「自分の好きを反映させれないこと」にたいしては足が重くなってしまいます。
このように、ミニマリストは「少ないモノ」で生きるのが好きな、性格の1つです。
ミニマリストは実はモノが好き
ミニマリストは、『好きなモノに囲まれて生きていきたい人たち』です。
ん?「少ないモノ」で生きているのに、好きなモノに囲まれたいの?と思われるかもしれません。
ミニマリストは、「少ないモノ」で生きているため、持ち物には理由があって持っているものが多いです。
機能やデザイン、色にこだわって、選び抜いたものだからこそ、「少ないモノ」で生きるのに欠かせない持ち物となっています。
いわば、持ち物全てがお気に入りなんです。
お気に入りの持ち物で毎日過ごすのは、とてもワクワクしますよね。
ミニマリストは、単にモノが嫌いだから手放すのではなく、好みやこだわりがはっきりしているから、自分にとって不要な物やお気に入りでないものを断捨離して、「好きなモノ」に囲まれるのです。
ミニマリストに対して、「病的だ」「変わっている」というイメージがある方は、彼らは本当はモノが好きで、お気に入りのモノに囲まれて生きているんだと考えてあげてくださいね。
ミニマリストが得ているメリット
ミニマリストが性格の1つだということは理解していただけましたでしょうか。
では、なぜミニマリストになり、その生活を続けているのか。
もちろん、小さなころからずっとミニマリストである人はいないはずです。
ある程度自立し、自分の生活スタイルを確立する中で生まれるのが「ミニマル思考」です。自分の好みを追求した結果ミニマリストになる人もいれば、ミニマリストの成果で得られるメリットに魅力を感じてミニマリストになる方もいますね。
以下では、ミニマリストの方が生活で得られているメリット=ミニマリストになることで得られるメリットを書いていきます。
自分を理解できる
断捨離をする過程で、自分の理想のライフスタイルを考える機会がきっとあるはずです。自分は何を大切にしてきたのか、何をこれからも大切にしていきたいのか。モノを手放すということは、同時に手放したくないモノを考えるということです。何が好きで、何が必要じゃないか、自分の理解が深まります。
断捨離は、”これから”快適にすごすために行うことです。なので、なりたい自分に改めて気づくことができるはずです。
お金がかからない
モノを減らすことは、お金や労力の節約につながります。ミニマリストは基本的に「少ないモノ・少ない出費」で生きています。
減らせるものはないかと考える癖がつくため、固定費を削っている人が多いです。
不要な家電を持たない、部屋の消費電力を小さくする、スマホを格安SiMに変えるなど。
また、物を持たないため、物を買うための費用がかかりません。ミニマリストはお気に入りのモノを長く使う人が多いです。
買わない×固定費の削減で、生活にかかるお金をかなり減らすことができます。
時間を有意義に使える
ミニマリストはお気に入りのモノに囲まれた生き方をしています。自分が生活する空間には、不要なものは取り入れないです。モノの管理や部屋の掃除といった、時間を削減できるため、自由に使える時間を生み出すことができます。その結果、自分のために費やす有意義な時間が増えます。
この時間で、趣味に打ち込んでもいいですし、勉強や副業をしてみるのも有意義ですね。
場所にとらわれない身軽さ
ミニマリストは持ち物が少なく身軽です。ミニマリストという生き方は、場所にとらわれることなく、「再現性」が高いです。
引っ越しや転職などの機会があったとしても、生活に必要なモノが少なく、お気に入り空間の再現が可能です。
最近は、「ノマド暮らし」や「アドレスホッパー」なんて生き方がありますが、彼らはみなモノや場所にとらわれない生き方をしています。
判断軸を持てる
ミニマリストは、その生活スタイルを確立する中で、「自分の判断軸」を持っています。何が生活にとって重要か、何が無くても成り立つのかを知っています。その結果、外的要因に左右されることなく、自分をコントロールできるようになります。普段の生活のなかで、常に取捨選択をしているミニマリストは、自分の「判断軸」を持てるのです。
今からでもミニマリストになれるのか
最近、ミニマリストになる人は増えています。
部屋が散らかっているし、捨てないといけないのは分かっているけど、めんどくさくてできない。
理想としては、「モノの少ない」綺麗でおしゃれな部屋にしたいのに。。
安心してください、今からでもミニマリストになれますよ。
ここでは、『ミニマリストになりたい』人に向けて、具体的なステップを紹介しますね。
ミニマリストになる簡単ステップ
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1ミニマリストになる理由を考える
ミニマリストになる理由を考えてみてください。『モノの執着を無くして、お金を節約したい』『身軽に生きて、旅をしたい』でもいいです。
ミニマリストを目指す理由をもつことで、モノを整理する時に迷わずに行動できます。
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2理想の部屋づくりをする
ミニマリストになっても、基本的には”部屋”で過ごしますよね。ミニマルな部屋は、部屋づくりの延長にあります。
まずは、理想的な部屋を想像して、「モノを少なく」していきましょう。
部屋として段階を踏むとしたら、「オシャレ部屋」→「シンプルライフの部屋」→「ミニマルな部屋」って感じです。
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3自分のルールをつくる
部屋がきれいになってきた、モノがある程度減らせるようになってきた人は、”自分のルール”をつくりましょう。
『お気に入りの服だけ着る』『1つ買ったら1つ捨てる』『迷ったら買わない』など、判断軸になるものを決めましょう。
こうした思考があるだけで、モノが増えにくくなりますし、判断を減らすことができます。
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ミニマリストを目指す方は、徐々に自分にあった形で生活スタイルを確立していってくださいね。
まとめ
今回は、ミニマリストは病気なのか?という切り口で、ミニマリストの特徴やメリットなどを紹介しました。
ミニマリストは「病的だ」「変わっている」というイメージを持たれてしまうこともありますが、
結論として、ミニマリストは病気ではなく、性格や生き方の1つと考えてみて欲しいです。
また、ミニマリストになる人が多いことからも考えられるように、メリットはしっかりとあるのです。
身近にミニマリストがいる方は、理解できないと遠巻きにするのではなく、お互いに理解しあって生活していってみて欲しいです。
また、ミニマリストになってみたい方は、自身のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で目指してみてくださいね。